2011年 04月 05日
文部科学省「学生ボランティアに単位認定」通達 |
写真は宮城県気仙沼市で救援物資を仕分けするボランティアの大学生ら(日経新聞より転載)といわき市津波被害(朝日新聞より転載)
23文科高第7号 平成23年4月1日
各国公私立大学長
各公私立短期大学長
各国公私立高等専門学校長 殿
文部科学副大臣鈴木 寛(印影印刷)
東北地方太平洋沖地震に伴う学生のボランティア活動について(通知)
このたびの東北地方太平洋沖地震等により被害や影響を受けている大学及び高等専門学校(以下「大学等」という。)においては、被災した学生の修学上の配慮等について、文部科学省から発出した通知等を踏まえ、既に様々な対応を講じていただいておりますこと改めて感謝申し上げる次第です。
今後、災害復旧の進捗状況に応じて、ボランティア活動への参加を希望する学生が出てくることが見込まれます。
学生が、大学等の内外において、学修成果等を活かしたボランティア活動を行うことは、将来の社会の担い手となる学生の円滑な社会への移行促進の観点から意義があるものであることから、被災地等でボランティア活動を希望する学生が、安心してボランティア活動に参加できるよう、下記の諸点にも配慮して、引き続き学生への指導等をよろしくお願い申し上げます。
記
1.ボランティア活動のための修学上の配慮
ボランティア活動参加者に対し、補講・追試の実施やレポートの活用による学修評価、休学した場合のきめ細かな履修対応などを通じ、学生がボランティア活動に参加しやすい環境作りに配慮すること。
各大学等の判断により、ボランティア活動が授業の目的と密接に関わる場合は、ボランティア活動の実践を実習・演習等の授業の一環として位置付け、単位を付与することができること。
ボランティア活動のため休学する場合、その期間の学費の取扱など学生の便宜のための必要な配慮を図ることが考えられること。
2.ボランティア活動に関する安全確保及び情報提供
ボランティア活動は内容によっては危険を伴うものもあることから、参加する学生に対し事前に安全管理の徹底やボランティア保険等(参考1「学生ボランティア活動に関わる保険の例」参照)への加入を呼びかけるなど適切な指導に努めること。
被災地における状況や学生ボランティアによる支援要請等に関する情報について、文部科学省ポータルサイト(参考2「子どもの学び支援ポータルサイト」参照)などを活用しつつ、学生に情報提供を行うこと。
by inmylife-after60
| 2011-04-05 15:47
| 震災・原発・廃炉
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