2011年 04月 11日
福島原発マークI 設計者デール・ブライデンボー氏の語る原発の真実 |
福島原発マークI設計者デール・ブライデンボー氏の語る原発の真実
〜福島原発マークI(第一1号機から5号機)の弱点〜
この記事はCNNに出演したブライデンボー氏の発言を紹介した週刊朝日4月1日号から要約を作成した。
1 ブライデンボー氏略歴:
サウスダコダ工科大卒、カリフォルニア州原子力エンジニア資格取得後、1953年GE入社。沸騰水型原子炉開発を担当した。
マークI型を開発。マークI型の欠陥を74年以降に開発するマークII及びIII型でテスト結果から「原子炉格納容器にはもっと大きな負荷を想定しないと翁災害時に冷却機能を喪失した場合、破壊される可能性がある」と判明した。
直ちに既存原子炉(米国16基、日本3基(福島第一)、ドイツ13基)への対応が迫られたが、操業停止提案に、GEは、操業を一時的にもストップすれば、危険を認めることとなる」「将来、新しい原発を売る上で大きなハンデになる」との判断を納得できず、1976年2月GEを退社した。
2 MarkIの原子炉の設計上の弱点
1)冷却機能の喪失時の格納容器の強度不足
2)格納容器の複雑さ(配管、圧力抑制プール)伴うアクセス、原因特定、修理の困難
3)使用済み核燃料プールの位置(高い位置ではなく低い位置へ)
4)1)を保管する格納容器へのガス放出弁(ベント)の設置(米は90年装着工事)
3 GEの原発ビジネスモデルの基本発想
1)「ひげそりの刃を売るようなものだ」
(今でいえば、プリンターを安く売ってカートリッジで儲ける)
2)原子炉を安く売って、廃炉になる迄のテクニカルサポートとリペアサービスで儲ける
4原子炉の危険性への警鐘
1)議会証言とともに原子力の安全性に関する州政府へアドバイス。
2)「チャイナ・シンドローム」映画制作へのアドバイス依頼を受託。
(公開後12日後にスリーマール島原発事故(1979年3月28日)が発生)
3)「Terroristproof(テロリストが来ても耐えられる位丈夫な)」構造はない。
4)100%安全な原発など造れるはずはない。
〜福島原発マークI(第一1号機から5号機)の弱点〜
この記事はCNNに出演したブライデンボー氏の発言を紹介した週刊朝日4月1日号から要約を作成した。
1 ブライデンボー氏略歴:
サウスダコダ工科大卒、カリフォルニア州原子力エンジニア資格取得後、1953年GE入社。沸騰水型原子炉開発を担当した。
マークI型を開発。マークI型の欠陥を74年以降に開発するマークII及びIII型でテスト結果から「原子炉格納容器にはもっと大きな負荷を想定しないと翁災害時に冷却機能を喪失した場合、破壊される可能性がある」と判明した。
直ちに既存原子炉(米国16基、日本3基(福島第一)、ドイツ13基)への対応が迫られたが、操業停止提案に、GEは、操業を一時的にもストップすれば、危険を認めることとなる」「将来、新しい原発を売る上で大きなハンデになる」との判断を納得できず、1976年2月GEを退社した。
2 MarkIの原子炉の設計上の弱点
1)冷却機能の喪失時の格納容器の強度不足
2)格納容器の複雑さ(配管、圧力抑制プール)伴うアクセス、原因特定、修理の困難
3)使用済み核燃料プールの位置(高い位置ではなく低い位置へ)
4)1)を保管する格納容器へのガス放出弁(ベント)の設置(米は90年装着工事)
3 GEの原発ビジネスモデルの基本発想
1)「ひげそりの刃を売るようなものだ」
(今でいえば、プリンターを安く売ってカートリッジで儲ける)
2)原子炉を安く売って、廃炉になる迄のテクニカルサポートとリペアサービスで儲ける
4原子炉の危険性への警鐘
1)議会証言とともに原子力の安全性に関する州政府へアドバイス。
2)「チャイナ・シンドローム」映画制作へのアドバイス依頼を受託。
(公開後12日後にスリーマール島原発事故(1979年3月28日)が発生)
3)「Terroristproof(テロリストが来ても耐えられる位丈夫な)」構造はない。
4)100%安全な原発など造れるはずはない。
by inmylife-after60
| 2011-04-11 12:36
| 読書・学習・資格
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