2011年 11月 14日
関東大学ラグビージュニア選手権「早慶戦」を上井草で観戦した! |
11月13日早稲田ラグビー部の上井草グラウンドで関東大学ラグビージュニア選手権試合「早慶戦」を観戦した。試合はなんと8:12で対帝京戦と同じスコアで敗戦となった。ジュニア選手権順位は、同勝ち点になった東海大との対戦校勝利のルールに基づき、辛うじて4位となりカテゴリー2との入れ替え戦は免れたものの、23日の慶應戦を前にして、なにか不吉な予感を禁じ得なかった。今年の早稲田はこの「8:12」の呪縛を超えることができないのではないかと。
この試合を観戦して思ったことを書き連ねてみたい。
① 勿論、Aチームとは選手の異なる早稲田Bチームの試合であることからAチームの結果を推測することはできないと思いながら見てみたが、全く帝京戦と同じパターンでの試合運びの再現だった。前半は殆ど慶應陣でゲーム展開となったが、FWの個人技での1トライのみ終わってしまった。つまり、トライを狙えるポジションからのトライパターンが見えない。
② 唯一時折見せる「キックパス」がトライパターンなのかもしれない。これは個人の好悪もあるが、私はあまり好きではない。サッカーではないという気持ちもあるが、あまりにも「博奕」的な戦術と思えるからである。試合に勝つための最後の手段であって、基本的な戦術にすることは、ラグビーの基本的な試合運びの常道から外れているという思いがある。
③ イーブンボールへの集散が遅くボールバインデイグが弱い。つまり慶應に比べて体力が非力である分、ボール奪取への高い意識と技術が不可欠である。早稲田が勝つ絶対与件である「俊敏性」とともに楕円のボールを扱うラグビーが必然的に求められるボールへの「執念」が失われたら、観る者の「心を打つ」試合にはならない。ましてや勝つことなど覚束ない。
④ 個人技に依存し、チームとしての戦術指向が見えない。勿論彼我の戦力比較や試合における状況認識などに臨機応変に対応しなければならないのは理解しているつもりである。しかし、対戦相手が異なる同一ラグビー部のAチームとBチームの試合が大枠として変わらないということをどう考えたらよいのだろうか?やはり「8:12」の枠組みは変わらないということなのだろうか?早稲田には勝ってほしい。しかしそれよりも「これが今年の早稲田のラグビーだ」という試合をしてほしい。
タイムアップ寸前に到来した最後のトライチャンスを逃し慶應に破れた瞬間
ハーフタイム。とても勇猛な筋雲も観戦していた!
試合開始前ジュニア戦出場選手を見送るラグビー部員
上井草グラントに向かう「上井草駅前商店街通り」
尚この記事は早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト:http://www.wasedarugby.com/にトラックバックしています。
この試合を観戦して思ったことを書き連ねてみたい。
① 勿論、Aチームとは選手の異なる早稲田Bチームの試合であることからAチームの結果を推測することはできないと思いながら見てみたが、全く帝京戦と同じパターンでの試合運びの再現だった。前半は殆ど慶應陣でゲーム展開となったが、FWの個人技での1トライのみ終わってしまった。つまり、トライを狙えるポジションからのトライパターンが見えない。
② 唯一時折見せる「キックパス」がトライパターンなのかもしれない。これは個人の好悪もあるが、私はあまり好きではない。サッカーではないという気持ちもあるが、あまりにも「博奕」的な戦術と思えるからである。試合に勝つための最後の手段であって、基本的な戦術にすることは、ラグビーの基本的な試合運びの常道から外れているという思いがある。
③ イーブンボールへの集散が遅くボールバインデイグが弱い。つまり慶應に比べて体力が非力である分、ボール奪取への高い意識と技術が不可欠である。早稲田が勝つ絶対与件である「俊敏性」とともに楕円のボールを扱うラグビーが必然的に求められるボールへの「執念」が失われたら、観る者の「心を打つ」試合にはならない。ましてや勝つことなど覚束ない。
④ 個人技に依存し、チームとしての戦術指向が見えない。勿論彼我の戦力比較や試合における状況認識などに臨機応変に対応しなければならないのは理解しているつもりである。しかし、対戦相手が異なる同一ラグビー部のAチームとBチームの試合が大枠として変わらないということをどう考えたらよいのだろうか?やはり「8:12」の枠組みは変わらないということなのだろうか?早稲田には勝ってほしい。しかしそれよりも「これが今年の早稲田のラグビーだ」という試合をしてほしい。
タイムアップ寸前に到来した最後のトライチャンスを逃し慶應に破れた瞬間
ハーフタイム。とても勇猛な筋雲も観戦していた!
試合開始前ジュニア戦出場選手を見送るラグビー部員
上井草グラントに向かう「上井草駅前商店街通り」
尚この記事は早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト:http://www.wasedarugby.com/にトラックバックしています。
by inmylife-after60
| 2011-11-14 13:29
| ラグビー/サッカー観戦記
|
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Comments(2)
Commented
by
hyororo
at 2011-11-14 19:46
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京都からお出かけだったのですか?行けばお会いできたかも知れなかったので残念です。
さて、「思ったこと」として書かれた①~④は今年の早稲田の戦力分析として小職も全く異議・異論はございません。ですが、あえて⑤を付け加えさせて頂きたいと存じます。
「⑤そしてその「これが今年の早稲田のラグビーだ」というゲームは、今年飛躍的に強くなった山下が帝京戦のケガから復帰し、上田、伊藤、垣永の大学最強フロントローが揃い、副将井口が戻ったときに必ずや見せてくれるだろう」と。
せっかくの名文に付け加えるのは駄目でしょうか?
さて、「思ったこと」として書かれた①~④は今年の早稲田の戦力分析として小職も全く異議・異論はございません。ですが、あえて⑤を付け加えさせて頂きたいと存じます。
「⑤そしてその「これが今年の早稲田のラグビーだ」というゲームは、今年飛躍的に強くなった山下が帝京戦のケガから復帰し、上田、伊藤、垣永の大学最強フロントローが揃い、副将井口が戻ったときに必ずや見せてくれるだろう」と。
せっかくの名文に付け加えるのは駄目でしょうか?
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Commented
by
inmylife-after60 at 2011-11-23 00:34
hyororoさんへ
いつもコメントありがとうございます。
いろいろ忙しく、返事が遅れて申し訳ありません。ご指摘の通りになることを祈っております。
明日も、帝京戦と同じ電光掲示版下のカメラマン席で観戦しようと思っています。
先ほど先発選手をみましたが、垣永はリザーブ登録になりましたが、ほぼベストメンバーになりましたね。
対抗戦は、悔しいですが、帝京大学にもっていかれましたので、この早慶戦を大学選手権の初戦と考え、早稲田らしい試合をしてほしいと思います。
早稲田の伝統、ここにありという試合をしてほしいと思います。 頑張れ!赤黒!頑張れ!早稲田!
いつもコメントありがとうございます。
いろいろ忙しく、返事が遅れて申し訳ありません。ご指摘の通りになることを祈っております。
明日も、帝京戦と同じ電光掲示版下のカメラマン席で観戦しようと思っています。
先ほど先発選手をみましたが、垣永はリザーブ登録になりましたが、ほぼベストメンバーになりましたね。
対抗戦は、悔しいですが、帝京大学にもっていかれましたので、この早慶戦を大学選手権の初戦と考え、早稲田らしい試合をしてほしいと思います。
早稲田の伝統、ここにありという試合をしてほしいと思います。 頑張れ!赤黒!頑張れ!早稲田!