2013年 03月 24日
2013.3.24第1回古河はなももマラソン完走記 |
本日3月24日(日)茨城県古河市で開催された第1回古河はなももマラソンに出場した。1月27日館山若潮マラソンに続く二回目のフルマラソンだった。
前回の初フルマラソンは、5時間30分で完走することができたが、32キロで歩き始めて、38キロからは右膝横の筋肉痛を発症し、歩きながらの完走となった。とても大きな宿題を残る初フルマラソンだった。完走したとは言え、やはり歩くことをどうしても許せないという気持ちを持ち続けて、今日に望むこととなった。
今回のフルマラソンの最大のテーマは35キロ以降に発症する膝痛を引き起こさないランニングとはどのようなものなのを検証することであった。
最初のきっかけは、初マラソンを終えてから、ランニングクラブの定例練習のあった2月9日、77歳の暁さんから、ランニングの最中に隊列から連れ出されて、東京湾を望む公園での芝のうえで、以下のような指導とアドバイスを受けたことに始まる。
『まず、体幹による走法とは長い棒を路上に垂直に落としたときに跳ね上がる反発力で走る走法のことだという。やってみろと言われて最初にやったのは、屈伸せずに脚を伸ばし、足底全体で地面を捉えてピョンピョンジャンプしろとうことだった。そして骨盤を左右に動かしてスキーの滑走方法のひとつであるシュテムクリスチャニアのように足のかかとを左右に動かする訓練をしろという。』
また走る時の点検ポイントは、『①走りの司令塔である肩胛骨に動きをつくりだす肘をしっかり上げて、真後ろに引くこと、②背筋をピンと伸ばして姿勢を垂直に正して、骨盤をしっかり前に出すこと、③足は靴底全体で地面をしっかり捉えて、地面からの反作用を推力にすることの3点であり、これをLSDで常に意識して走るのだと言う。』
これは金哲彦のランニングメソッドの考え方と一致するものだった。
この走り方は、体幹の強化とハムストリングのアップなくして、実現しえないものだった。
約2ヶ月間このフォームによる走りと、歩くときは、膝裏をしっかり伸ばすことを常に意識して歩くことを心がけてきた。
今回、最初の入りを6分30秒として、20キロ迄6分半をキープすることを計画にし、30キロまで7分、35キロまで8分、40キロ以降8分半という走りで、5時間前後で走ることを目論んでいたが、それは残念ながら、達成することが出来なかったが、しかし前回のタイムを10分程短縮する5時間20分で完走することができた。
これは、館山の起伏多いコースではなく、ほぼフラットなコースだったことに起因するものであるが、しかし今回の最大の成果は、歩くことなく完走できたこと、そしてその要因は、左膝を含めて全く関節部分の痛みを全く感ずることなく、痛みで走ることを奪われることがなかったことにある。
それは、暁さんが教えてくれた「膝の負荷を最大限軽減する走法」のメソッドの勝利だと感じた。この走り方によって、マラソンは、私への入学を許可してくれたのではないかと思う。
今日は、またやっと入学したばかりであり、不步完走を支える筋力の鍛錬がようやく始まったばかりである。しかしこの一歩は、マラソン完走への揺るぎないスタートとなるに違いないと確信することができたと思う。
by inmylife-after60
| 2013-03-24 21:07
| ランニング
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