2013年 04月 29日
2013.4.27 東京湾ヨットセーリング体験記 |
4月27日横浜ベイサイトマリーナにて開催される「体験ヨットセーリング」に参加した。ヨットに乗船するのは生まれて始めである。
朝7時に自宅を出発し、日本橋で銀座線に乗り換え、新橋から京浜東北・根岸線で新杉田駅へ。横浜シーサイトライン線に乗り換えマリーナの最寄駅鳥浜駅に到着した。そこからベイサイトアウトレットを横切り、ベイサイトマリーナ「イーストハウス」に着いたのは、9時10分丁度、受付時間の5分前だった。
参加者6名(男性3名女性3名)とインストラクター2名で桟橋から30フィート(約9メートル)のレース用ヨットに乗り込んだ。今日の天候は、海上保安庁の東京湾海上交通センターの提供情報によれば、北北西秒速2mとのこと、イーストハウスからは殆ど無風にちかかった。これでは帆走できないと思ったが、海上はしっかり風がありまずはひと安心。全員が乗り込み、離岸開始。ゆっくり3.5ノット(時速7キロ弱)で港内は機走(エンジンで航行)する。
最初にヨットとボートの操縦の違いの説明を受けた。ボートは、ハンドルを廻す方向に変針(進路の変更)するが、ヨットは、舵(ラダー)を操るハンドル(ティラー)を変針する方向とは逆の方向に動かして変針する。まったボートとは逆の方向操縦となることだ。
港内から東京湾にでるティラー操作を最初に志願して操縦させてもらった。ボートと同じ、右側通行は変わらないので、行き交うヨットがきても問題なく機走し、中央ブイを左に観ながら湾内にでることができた。それから10分位、インストラクターの指示する物標にむけてティラーを操作する。とても快適だった。
ヨットは二つの帆(メインセールとジブ)で帆走する。円安で烏賊釣り漁船が操業休止に追い込まれる程の燃料高騰の昨今、ヨットは環境にも費用にもやさしいエコな船舶である。しかも風上に向かって前進することができる賢い船舶である。
今までヨットは、風力でのみ帆走するものと思っていたが、風上の時は、帆の両面に吹く風の速度の差で揚力を産みだし、船底の下に付けられたヒレのような板(バラストキール)でヨットを横に押しやる力を相殺して、進行方向にむかう推進力を引き出すことによって、左右45度以内でなければ風上をもろともせずにジグザグ航行とはいえ前進できるのだという。流体力学のベルヌーイの定理で帆走するのがヨットということになる。
今回のヨット体験で分かったことが2つあった。一つは、これまで船の安定のための重りとだけ思っていたキールが極めてヨットのヨットたる機能を支えていること。もう一つは、小さなあってもなくても良いような帆(ジブ)がメインセールの帆の膨らむ側に速い風を送り出す不可欠な道具なのだということが分かった。
このお陰でヒール(斜度)25度で8ノット前後(時速15キロ)で、風上をもろともしないクロースフォールドで帆走するヨットを体験することができた。
波浪から風の風位を判断して、メインセールとジブを巧みに操ることによって帆走するヨットを自在に帆走できることができたらどんなに楽しいだろうと思った。約2時間半の東京湾根岸沖のヨットによるベイセーリングは得難い体験となった。
朝7時に自宅を出発し、日本橋で銀座線に乗り換え、新橋から京浜東北・根岸線で新杉田駅へ。横浜シーサイトライン線に乗り換えマリーナの最寄駅鳥浜駅に到着した。そこからベイサイトアウトレットを横切り、ベイサイトマリーナ「イーストハウス」に着いたのは、9時10分丁度、受付時間の5分前だった。
参加者6名(男性3名女性3名)とインストラクター2名で桟橋から30フィート(約9メートル)のレース用ヨットに乗り込んだ。今日の天候は、海上保安庁の東京湾海上交通センターの提供情報によれば、北北西秒速2mとのこと、イーストハウスからは殆ど無風にちかかった。これでは帆走できないと思ったが、海上はしっかり風がありまずはひと安心。全員が乗り込み、離岸開始。ゆっくり3.5ノット(時速7キロ弱)で港内は機走(エンジンで航行)する。
最初にヨットとボートの操縦の違いの説明を受けた。ボートは、ハンドルを廻す方向に変針(進路の変更)するが、ヨットは、舵(ラダー)を操るハンドル(ティラー)を変針する方向とは逆の方向に動かして変針する。まったボートとは逆の方向操縦となることだ。
港内から東京湾にでるティラー操作を最初に志願して操縦させてもらった。ボートと同じ、右側通行は変わらないので、行き交うヨットがきても問題なく機走し、中央ブイを左に観ながら湾内にでることができた。それから10分位、インストラクターの指示する物標にむけてティラーを操作する。とても快適だった。
ヨットは二つの帆(メインセールとジブ)で帆走する。円安で烏賊釣り漁船が操業休止に追い込まれる程の燃料高騰の昨今、ヨットは環境にも費用にもやさしいエコな船舶である。しかも風上に向かって前進することができる賢い船舶である。
今までヨットは、風力でのみ帆走するものと思っていたが、風上の時は、帆の両面に吹く風の速度の差で揚力を産みだし、船底の下に付けられたヒレのような板(バラストキール)でヨットを横に押しやる力を相殺して、進行方向にむかう推進力を引き出すことによって、左右45度以内でなければ風上をもろともせずにジグザグ航行とはいえ前進できるのだという。流体力学のベルヌーイの定理で帆走するのがヨットということになる。
今回のヨット体験で分かったことが2つあった。一つは、これまで船の安定のための重りとだけ思っていたキールが極めてヨットのヨットたる機能を支えていること。もう一つは、小さなあってもなくても良いような帆(ジブ)がメインセールの帆の膨らむ側に速い風を送り出す不可欠な道具なのだということが分かった。
このお陰でヒール(斜度)25度で8ノット前後(時速15キロ)で、風上をもろともしないクロースフォールドで帆走するヨットを体験することができた。
波浪から風の風位を判断して、メインセールとジブを巧みに操ることによって帆走するヨットを自在に帆走できることができたらどんなに楽しいだろうと思った。約2時間半の東京湾根岸沖のヨットによるベイセーリングは得難い体験となった。
by inmylife-after60
| 2013-04-29 19:01
| ボート・ヨット
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