2019年 12月 01日
HSK5級受験体験記 |
HSK5級受験体験記
本日(12月1日)、千葉大で1年間の中国語学習の到達点を定点観測するためにHSK5級試験を受けた。
5級の問題は、4級と同様で、聞き取り(听力)・読解(阅读)・書写(作文)の3つだが、質問ナレーションボリュームが増えて、回答時間が長くなっていた。
①【聴き取り】:ヒヤリング問題:45問(回答時間:45分+記入時間:5分)
1:男女の話す会話の理解を4肢択一で選択する。(30問)
2:ナレーターが話す一文の話題に数問の質問に対して4肢択一で選択する。(15問)
②【阅读】:読解問題:45問(回答時間:45分)
1:あるテーマに即した文章の穴埋めに単語或いは文章を4肢択一で選択する。(25問)
2:ある一つのテーマの文章から出題された5つの問題に4肢択一で選択する。(20問
③【書写】:作文問題:10問(回答時間:40分)
1:提供された単語を使い、文章を完成し、答案に記述する(8問)
2:あるテーマに対して5つの単語を使い、80字前後で文章を作文する。(1問)
3:ある図を示し、自由に80字前後で文章を作成する(1問)
今回の受験体験
①【聞き取り】は、各質問文の発話のうち、3割位しかききとれなかった。これは想定内である。HSK5級スマホアプリ(画像)の聞き取りでも、漢字をみれば判る単語を聴きとることができなかったからだ。
5級も、4級の同様に選択肢の4つの単語が漢字で書かれており、その単語を注意して聴くと選択肢を限定することができたが、今回は簡単に選択肢を選択できなかった。ナレーションと質問内容が高度になっているのだと思う。
全く歯が立たないのではと覚悟していた通りの結果になった。40点位採れれば、御の字である。(4級:73点)(5級;49点)
②【読解】は、設問文章への4肢選択の回答欄には単語だけでなく、文章があるのには面食らった。
最後の1問は、解説文章を読む時間がなく、質問と選択肢だけを読んで回答せざるをえない有様だった。
問題文は、新聞や雑誌の記事からの出題であり、一度読んで理解して記憶していないと回答できない問題であり、速読に近い理解が必要である。もう一度読んで再度確認するような悠長な時間はなかった。
自己採点としては60%は採れたと思うが、あまり自信がない。
(4級:71点)(5級:64点)
③【書写(記述)】は、今回も、普段パソコンのピンイン入力なので漢字を書くことがない。何度も消しゴムで書き直して、回答欄に書いた。しかし前半の8問はそんなに難しい問題ではなく、大体できたと思う。
後半の2問は、発音がわかるが、漢字を正確に書くことが出来ずに、80字を書くことはできず、40字位しか書けなかった。
自己採点として60%は採れたと思うが、あまり自信がない。
(4級:75点)(5級61点)
今回の5級は本当に力不足を実感した。合否に関わりなく、漢字をみて判る単語を聞いて判るレベルにならないと、会話にならないことは言うまでもない。そのレベルにむけて、ヒヤリング力をつけるしかない。
HSK5級は、4級とは別次元であり、レベルが全く違うことがわかった。これまでの勉強の方法を変えないと、5級は合格できないと思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
追記:1月2日9時12分 HSK成績照会結果
听力 | 阅读 | 写作 | 総得点 | 判定 |
---|---|---|---|---|
49 | 64 | 61 | 174 | - |
5級以上は正式判定されないが、300点満点の60%の180点なので、不合格との判定である。
大凡、自己採点どおりだったが、読解と写作(作文)はなんとか及第点を取れたことになる。最大の課題はやはり、ヒヤリングである。根気よく聞き続けるしかない。
by inmylife-after60
| 2019-12-01 19:54
| 中国語
|
Trackback
|
Comments(0)