2020年 02月 17日
湖北省全土の完璧な「封鎖管理」を完全実施へ |
湖北省全土の完璧な「封鎖管理」を完全実施へ
2月12日 習近平は、湖北省及び武漢市の党委員会書記を解任し、13日腹心の部下を武漢に派遣し、湖北省全土の完全封鎖管理水準の徹底を計る措置をとった。
感染状況が湖北以外の各省の新規感染者数が減少傾向にあるなかで、湖北省は感染及び死者数の転換点に至っておらず、依然として高い死亡者数を克服する見通しを持てていないためと思われる。
ここでは、湖北省着任早々の党書記応勇が、15日に発出した通達から、湖北省全土にわたる封鎖管理措置を紹介する。
この封鎖令は、1月23日武漢封鎖以降の措置の徹底を強く意識した通達であり、都市部と農村・漁村部毎に最小行政単位の「小区」を完全封鎖し、各小区通用門を一ヶ所に特定し、入行証で管理し、検温で37.3度を越える住民の進入を拒否・隔離し、道路は、生活物資、救護、救命、警備などの車両以外の通行を禁止し、住民の外出の一切の特例を認めず、各世帯は3日毎に1名のみによる医薬品を含む生活必需品の購入を許可し、会食、宴会、集いなどを禁止するという徹底した「ひと、もの、こと」に関わる全土封鎖を宣言したものである。
この措置は、都市部以外の治療に関わる医療体制(病院及び医師看護師態勢)と保健衛生など、脆弱な医療保健の基礎インフラが乏しい状況下の苦渋の選択という側面を否定できないが、事実上、各世帯に全く孤立した生活環境を強いることに他ならず、この事態を引き起こした武漢市と北京中央の責任は計り知れないものとなった。この措置は一刻も早く解除されること、またこの措置による二次災害を回避する対応を期待したい。
以下の3つの通達は、この通達毎に細目を定め、違反した場合は、関連法規で責任を追及し、法的措置をすることを付記している。各通達の細目は省略した。
日本語訳
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応勇、着任4日目、湖北省は1時間半の間に次々と3つの厳しい封鎖令を制定した。
2月15日、着任三日目の湖北省省委員会書記応勇は、雨と雪のなか武漢市の病院、地域行政区、市場などの感染制御措置に関する実地調査を行った。終了後、連夜にわたり全省で推進する感染制御業務について省拡大常任委員会を開催主管した。
当日の現地調査で、応勇は人民民衆の健康に対する高度な責任をもつ態度とは、各行政区における封鎖管理を厳格に実行し、感染源から切り離し、感染経路を遮断することだと述べた。
夜の省拡大常任委員会は、これを基礎にして、3つの「完璧な遮蔽」を提起した。しっかりとした治療、二つの重要な関係を遮断し、しっかりと峻別すること、各村行政区の封鎖型管理、公共区域の管理制御の3つの「完璧な遮蔽」である。会議では、分別管理を強化し、網を打つように、全力で各自それぞれの状態を峻別し、4つの類型(非感染者、感染者との密接接触者、感染疑い症例者、感染者)に分けて、隔離すべきは隔離し、収容すべきは収容し、検査すべきは検査し、治療すべきは治療する。つまり全力で各行政単位を管理制御し、24時間の最も厳格な封鎖管理措置を実行することである。
16日、午後1時間半の間に、湖北省は都市行政区、村行政区の閉鎖管理に関する3つの重要な通達を次々と発出した。湖北省政府のネット上で、15時46分「湖北省政府の新型コロナウイルス肺炎の感染防止と予防制御の更なる強化に関する通達」(①)を出し、その後16時57分、湖北省政府の新型コロナウイルス肺炎の感染防止と予防制御に関する指揮を区分する「都市行政区と村行政区における管理業務の強化に関する通達」(②)を出し、17時12分に「農村村行政組織の閉鎖管理業務に関する通達」(③)を発出した。
上記①の通達は、都市部と農村部のすべての行政区(村、社区、小区)と住民単位で、24時間の最も厳格な封鎖型管理を実行し、すべての住民に対して、網を打つ方式で、動態識別を不断に行い、一世帯も漏らさず、一人も忘れず、一日も怠らず、完璧な遮蔽を確保し、盲点区をなくすことを要求した。
上記②の通達では、全ての最小行政区、及び住民居住棟と管理棟は、消防上の安全を前提に原則、一ヶ所の出入り口を残し、それ以外は閉鎖し、各世帯は、特殊事情に関わりなく、一律に外出を禁止し、各世帯は、3日毎に1名が外出し、生活必需品を購入することを要求した。
上記③の通達は、自然村組織(農村と漁村)は、単位組織毎に強固な隔離を実施し、原則として、各農村と漁村単位で一ヶ所の出入口を残し、人員を手配し、法令遵守を強化する。所属する自然村以外は、一律に出入りを許可せず、世帯3日毎に一人に生活必需品及び急を要する農業生産資材の購入を限定することを要求した。
以下原文
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应勇履新第四天,湖北省1.5小时内连发三道最严封控令原创
南方都市报 2020-02-16 20:26:30
15日,履新三天的湖北省委书记应勇冒着雨雪,到武汉市的医院、社区、超市等地调研疫情防控工作。调研结束后,又连夜主持省委常委会(扩大)会议,部署推进全省疫情防控工作。
在当日的调研中应勇表示,要以真正对人民群众身体健康高度负责的态度,对小区严格实行封闭管理,坚决切断传染源、阻断传播途径。
晚上的省委常委会(扩大)会议在此基础上提出三个“全覆盖”:要牢牢抓住救治、阻隔两大关键环节,实行筛查甄别、小区(村)封闭式管理、公共区域管控三个“全覆盖”。会议提出,要加强分类管理,全力实施拉网式逐人筛查甄别,落实“四类人员”(隐性感染者、确诊者的密切接触者、疑似病人和确诊病人)管理措施,做到应隔尽隔、应收尽收、应检尽检、应治尽治;要全力加强社区管控,实行24小时最严格封闭管理措施。
16日下午,一个半小时内,湖北省连发三道关于城乡社区、村组封闭管理措施的重磅通達。湖北省人民政府网显示,《湖北省人民政府关于进一步强化新冠肺炎疫情防控的通告》于15:46发布,随后湖北省新型冠状病毒感染肺炎疫情防控指挥部分别于16:57分布了《关于加强城市社区、小区封闭管理工作的通達》,17:12发布了《关于加强农村村组封闭管理工作的通達》。
《湖北省人民政府关于进一步强化新冠肺炎疫情防控的通告》要求:城乡所有村组、社区、小区、居民点实行24小时最严格的封闭式管理;对所有居民开展拉网式动态滚动筛查,做到“不漏一户、不落一人、不断一天”,确保全覆盖、无盲区。
《关于加强城市社区、小区封闭管理工作的通達》要求,所有小区、楼栋、门栋在保证消防安全的前提下原则上只保留一个出入口,住户无特殊情况一律不准外出,每户每3天派出1名人员外出购买生活必需品。
《关于加强农村村组封闭管理工作的通達》要求,以自然村组(村湾)为单元实施硬隔离,原则上每个村组(村湾)保留一个出入口,安排人员加强值守。非本村组(村湾)人员和车辆一律不准进入,每户每3天可派出一人购买必需生活用品和急需的农业生产资料。
by inmylife-after60
| 2020-02-17 14:02
| 中国事情
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