2020年 04月 19日
湖北人、湖北省長に謝罪記事掲載を求めて提訴 |
湖北人、湖北省長に謝罪記事掲載を求めて提訴
湖北省宜昌市の公務員が湖北省長を相手取って、湖北日報への謝罪記事掲載を求めて、行政訴訟を起こした。コロナウイルス感染蔓延に伴う行政訴訟はこれがはじめてと言う。
湖北省宜昌市の児童公園管理局に勤務する譚軍さんは4月13日午前、宜昌市西陵区人民初級裁判所に行き、訴状を渡そうとしたが、当初級裁判所にこの案件に関する権限がないとして、武漢中級人民裁判所に提訴せよと言われたという。しかし13日夜武昌市公安局安全保衛部門に呼び出され、ネット上に投稿しないよう求められたと言う。彼は15日午後、武漢中級人民裁判所当てに郵送し、16日午前には到着するという。
彼は勝ち負けが重要なのではない。「民が官を告発する」という極めて難しい一歩を踏み出したことが重要だと語ったという。
武漢中級人民裁判所は、無視を決め込むか、或いは訴えをどう裁くのかが注目される。
以下訴状翻訳文
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行政訴訟書
原告:譚軍 漢族 住所:宣昌市 単位:宣昌市児童公園管理所
被告:湖北省人民政府 住所:湖北省武漢市武昌区洪山路7号
法廷代表人:王暁東 職務:省長
訴訟請求:
1、法令に従い、被告は、河北日報に一日謝罪文を掲載せよ。
2、法令に従い、訴訟費用を被告負担とする。
事実と理由
2019年12月被告人湖北省人民政府は新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の爆発的感染期初期、すでに肺炎の人・人感染の発見を知りながら、2020年1月11日に中国人民政治協商会議湖北省第12回委員会第3回会議を、12日に湖北省13回人民代表大会第3回会議を招集し、彼らによって感染源が移動した。被告は武漢市百歩亭社区で開催した「万家宴」を迅速に中止せず、四万世帯家族を感染のリスクに晒し、この集会は、感染を集中させ人・人感染をもたらした。
2020年3月19日中華人民共和国国家監察委員会が発表した「人民提起による李文亮医師の状況に関する調査報告」によれば、新型コロナウイルス肺炎は、12月(更に早い可能性)にすでに人・人感染が発生した。2020年1月11日、武漢市衛生健康委員会発表の「武漢市衛生健康委:原因不明ウイルス肺炎状況に関する報告」は、「医療スタッフの感染がまだ報告されておらず、明確な人・人感染の証拠は発見されていない」とし、感染状況を希薄化した。
総じて被告は、隠蔽が疑われ、感染状況を覆い隠し,希薄化し、人民大衆にウイルスの危害を軽視させ、警戒心を緩め、自己防衛を疎かにさせた。医師の感染を管理し、抑制すべきとの発言にもかかわらず、感染が急速に蔓延し、重症患者が病院に駆け付け、医療態勢を完全に崩壊させ、医療関係者すべてが発症し、重症患者親族控え室が溢れ出し、多くの患者が最終診断を受ける術もない事態となった。
この為、最終診断で直ちに治療を受けようとしても、病院は収容し治療することができず、多数の医療関係者と人民大衆に肺炎を感染させ、死に至らしめた。最終的に湖北省全体が封鎖され、湖北人は省を跨る移動が許されず、打ち砕かれ、湖北人の生命と財産は前代未聞の損害を与え、汚職と不作為が疑われ、人民民衆の身体自由権と財産権が著しく侵害された。
よって法による責任を認め、併せて被告に「湖北日報」第一面白黒で1日謝罪文を掲載することを命ずることを求め、ここに中華人民共和国行政訴訟法第12条12項規定に従い人民法廷に行政訴訟を提訴する。
宣昌市西陵区人民裁判所殿
提訴人 譚軍(署名)
2020年4月12日
付属
身分証
証拠書類 3点
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原文は以下の通り。
by inmylife-after60
| 2020-04-19 13:26
| コロナウイルス
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